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当院で血液浄化療法治療を受ける方で、血液浄化療法による低カリウム血症リスクが高い患者さんへ

 

十分な食事が摂れないなどで、低カリウム血症となっている患者さんや、心不全等の心疾患のある患者さんでは、血液浄化治療により血清カリウム濃度が低下することで、低カリウム血症により不整脈をおこしやすい状態になるリスクがあります。

通常の透析液は、カリウム濃度2.0mEq/Lであり、血液透析中に血清から透析液への拡散により血清カリウム濃度が急速に低下します。不整脈を生じやすい患者さんに対して、透析液に塩化カリウムを補充して、透析液のカリウム濃度補正を行い、透析液のカリウム濃度を3.0mEq/Lまたは4.0mEq/Lに補正することで、血液浄化療法に伴う急激な血清カリウム濃度低下に伴う不整脈のリスクを回避できるメリットがあります。左記、添付文書記載内容の範囲外での使用を認めています。  

当院未承認薬等臨床使用評価委員会において承認を受けた上記の治療について、対象者となられる方から同意をいただくことに代えて、ホームページにて情報を公開することにより投薬を実施しております。

詳細は下記の「透析液カリウム濃度補正 公開文書」をご参照ください。

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