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臨床研究「我が国における慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)患者に関する臨床効果情報の包括的データベース構築に関する研究」について

 

筑波大学附属病院腎臓内科では、標題の臨床研究を実施しております。
本研究に関する問い合わせ、または研究への参加を希望しない場合は、担当者までご連絡をお願いいたします。
本研究の概要は以下のとおりです。

研究対象

1) 2014年から2025年までの当院受診者

2) 18歳以上の方

3) 尿蛋白1+以上 又は/かつ 推算GFR 60 ml//1.73㎡未満の方
  推算GFRml//1.73㎡)=194×Cr1.094×年齢-0.287(男性)(女性は×0.739)

 

研究の意義・目的・方法

慢性腎臓病とは、腎臓の働き(糸球体濾過量(GFRGlomerular Filtration Rate))が健康な人の60%以下に低下する(GFR60 mL//1.73㎡未満)か、あるいはタンパク尿が出るといった異常が3ヶ月以上続いた状態を言います。この病気が進行すると、腎臓の代わりとなる治療(腎代替療法(腎移植、腹膜透析、血液透析など))が必要になることがあります。
さらに、慢性腎臓病の患者さんは、心臓や脳、血管の病気(心臓病や脳卒中など)になりやすいこともわかっています。日本では、成人の10-12%(1000万人以上)が慢性腎臓病に罹患していると考えられ、新たな国民病として注目されています。このため、慢性腎臓病の実態を詳細に調査・解析し、有効な予防法や治療法を開発することが緊急の課題となっています。
その目的を達成するため、本調査では、2014年から2025年までに当院を受診し、慢性腎臓病の基準を満たした18歳以上の患者さん(上記研究対象に該当する方)のデータを、個人情報を除いた状態で抽出し、慢性腎臓病の実態や経過を調査します。

本研究は、当院倫理委員会より承認を得ております。通常診療内で既に得られている患者さんに関するデータ(生年月日、入退院日時、服薬内容)や検査データ(尿および採血検査)、処方データ(薬剤名や投与量)をもとに解析を行います。
新たに加わる身体的及び経済的、医療的負担はありません。個人を特定する情報については、匿名化して解析に使用するため、個人を同定することは極めて困難です。

この研究は、厚生労働者の事業(臨床効果データベース整備事業)として採択されており、この事業経費を用いて研究が行われます。研究結果の判断に利害が発生し、結果の判断にひずみが起こりかねない状態を利益相反状態といいますが、この研究ではこの研究費のみを使用するため、このような利益相反の状態にはなりません。また、本研究に関わる研究者は、当院の利益相反委員会にこの内容を申告し、適正に管理されています。

この研究について疑問のある方やデータの使用を希望されない方は、下記の問い合わせ先にご相談下さい。

研究機関名・研究者名

筑波大学附属病院 腎臓内科 山縣邦弘

保有する個人情報に関する利用目的

本研究の成果は、慢性腎臓病の実態を詳細に調査・解析し、有効な予防法や治療法を開発する目的で、学会・論文で発表します。
取得した個人情報は匿名化され、個人を特定できる情報は公開されません。

保有する個人情報の開示手続

対象者は誰でも本人の個人情報の開示請求が可能です。

保有する個人情報の問い合わせ・苦情等の連絡先

筑波大学医学医療系臨床医学域腎臓内科学
305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1
所属・担当者名:腎臓内科 斎藤知栄
電話・FAX029-853-3202(平日:930分~1700分)

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