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FROM-J研究について

慢性腎臓病(CKD)悪化予防の戦略研究(FROM-J研究)とは?

 

 2008年に開始したFROM-J研究では、全国の49地区医師会において、かかりつけ医に通院中のCKD患者へ継続的に生活・食事指導を行い受診促進支援や検査データのフィードバックを行う強介入群と、通常診療を行う弱介入群を医師会毎にランダムに振り分け、介入を3.5年間実施しました。その結果、強介入群で受診継続率ならびに腎臓専門医との連携達成率の向上、CKDステージ3における腎機能悪化速度の有意な低下を確認いたしました(Yamagata K et al. PLoS One. 2016 Mar 21;11(3):e0151422)。

 2018年には研究開始10年目を迎えます。今後は長期フォローアップ調査を行い、強介入群で行った生活・食事指導の長期的効果を検証し、短期間では評価不能であった腎予後および生命予後に対する効果、かかりつけ医のもとで診療を受けるCKD患者の真の予後を解明し、CKD患者の予後改善のための臨床的エビデンスの確立を目指します。

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