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筑波大学 腎臓内科 後期研修のすすめ

 

ポイント① 内科全般を学びながら、専門性を獲得することができます!

 高血圧症、糖尿病、肥満症といった生活習慣病や感染症などの内科疾患全般の診療を行いながら、腎炎・免疫疾患、透析、腎移植といったより高い専門性を身に着けることができます。そのため、多くのメンバーが後期研修医を修了後に総合内科専門医に加え、腎臓専門医、透析専門医、高血圧専門医、移植認定医といった認定・専門医を取得し、地域で活躍しています(令和3年4月現在、総合内科専門医数50名、腎臓専門医数67名)。

 

ポイント② 診療ガイドライン作成メンバーに直接指導を受けることができます!

 大学スタッフは、CKD、急速進行性腎炎症候群、ANCA関連血管炎、ネフローゼ症候群、透析導入、薬剤性腎障害、腎臓病と妊娠、腎臓リハビリテーションなど数多くの腎臓病に関する診療ガイドラインの作成を担当しています。そのため、当グループは本邦の中心的な腎臓病診療グループと言っても過言ではありません。後期研修ではこれらのガイドラインに準拠した診療を直に経験することになります。

 

・急速進行性腎炎症候群診療GL 2020 (臼井丈)

・CKD診療GL 2018 (山縣、臼井丈、斎藤、甲斐、臼井俊、角田)

・腎臓リハビリテーションGL (山縣、石井、清水)

・CKDステージG3b-5診療GL 2017 (山縣、斎藤、甲斐)

・ANCA関連血管炎診療GL 2017 (山縣、臼井丈、金子)

・腎疾患患者の妊娠:診療GL 2017 (甲斐)・薬剤性腎障害診療GL 2016 (山縣、臼井丈、金子)

 

ポイント③ 基幹病院での診療を通して地域への貢献を実感できます!

 当グループの出身者は、茨城県を中心に広がる腎臓内科医のネットワークを作り、各基幹病院単位で地域での診療を担当しています。後期研修医は各基幹病院をローテーションすることで、地域への貢献を肌で実感することができます。当グループの目標は、腎臓病の診療を介して地域住民の皆様の健康長寿を支えることです。

 

研修医・若手医師を派遣している基幹施設(あいうえお順、代表医師名敬称略)

・茨城県立中央病院 (本村 鉄平)

・茨城西南医療センター病院 (飯塚 正)

・茨城県西部メディカルセンター (岩渕 聡)

・聖隷佐倉市民病院 (鈴木 理志)

・筑波学園病院 (高田 健治)

・日立製作所日立総合病院 (植田 敦志)

・水戸協同病院 (田原 敬)

 

ポイント④ チーム医療の充実~複数の診療グループ・多職種連携による腎移植チーム

 CKD管理、腎代替療法など医師以外のコメディカルスタッフとのチーム連携体制でのより包括的な診療を実践しています。中でも生体腎移植に関しては、移植外科、泌尿器科、コーディネーター、病棟外来スタッフ、薬剤師との連携体制を立ち上げました。腎臓内科は移植前・周術期の腎不全管理、移植腎生検、維持期の外来・入院(拒絶反応、再発腎炎、感染症など)を主に担当し、腎移植管理に深く関わっています。欧米では内科医が腎移植患者を担当することは一般的ですが、本邦では一部の施設や移植外科医が不在といった特別な事情の場合に限られているのが現実です。本邦での一つのモデルケースになるべく“腎臓内科医による腎移植管理”の充実に積極的に取り組んでいます。

 

ポイント⑤ 研究生活への道標

 後期研修終了後の進路は、大学院博士課程、附属病院医師、大学スタッフ、基幹病院スタッフなど多岐に渡ります。付属する腎臓内科研究室では、慢性腎臓病や透析導入に関する臨床研究、腎炎・ネフローゼ症候群・尿細管障害・ミトコンドリア異常症・炎症の病態解明研究などを精力的に進めています。そのため、診療研修を行いながら、医学研究にも関心を持つことができる環境が整っています。研究意欲や好奇心の旺盛な研修医を歓迎しています。

他、筑波大学附属病院卒後研修センターでは、アカデミックレジデント制度や女性医師看護師キャリアアップ支援システムといった特色のあるプログラムが充実しています。希望のある後期研修医には積極的に活用する方針ですので、是非お声をおかけください。

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